男の子の産着には必ず家紋を入れます。
着物に家紋がついたものを「紋付」といい、最も格式高い両腕・両袖・背中の5ヶ所に家紋を入れる「五つ紋」が主流でした。
父方の家紋を入れることが一般的です。
色については、黒や紺、グレーのような凛々しい色味が多く使われています。
男の子の産着で使われている柄の由来についてご紹介します。
兜
戦国時代の武将の兜。強く育ってほしいという願いが込められています。
鷹
千里を見渡し勇壮に空を舞う鷹にちなんで、勇敢でおおらかに且つ先を見通せる子供になって欲しいという願いがあります。
松
吉祥紋様の松は、一年を通して青々としている事からお祝いの初着に用いられます。
龍
波に龍の柄は力強くて、「元気な子に成長しますように」との願いがこもっています。