丸越むらき

滋賀県甲賀市の和装専門店。着物のむらきでは"質"のある四季の移ろいをコーディネート。

STAFF BLOG

産着とは?どのような意味があるの?

産着の由来

生まれたばかりの赤ちゃんの健やかな成長を願うために、生まれた土地の氏神様にお参りして氏子になることがお宮参りの始まりと言われています。
子どもには里から贈られた初着(産着)を掛け衣装として着せました。
「産着」が元来「初着」と書くように、お宮参りは赤ちゃんが使い古した衣装から初めてきれいな服が着られる行事だったのです。
日本では生まれて間もない赤ちゃんが悪霊などに取りつかれないように、お宮参りの日までは、地味な服を着せたり、変わった名前をつけたりして赤ちゃんを守っていました。
古くからの慣習では、肌着の上に、白絹で作られた白羽二重を着ていました。
さらにその上から、色のついた掛け着を着るのが正式な衣装とされていました。
男の子には熨斗目(のしめ)、女の子には友禅模様の掛け着を用いました。
昭和から平成初期頃からは、白羽二重ではなく、ベビードレスの上から掛け着を着せる方がほとんどです。赤ちゃんだけでなく家族もきちんとした和装をして神社に参拝される方が多くなってきています。

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